こばやんです。
2021/4/24(土)に福岡県内某所にて令和3年度福岡県大学バスケットボール春季リーグ戦が開催されました。この大会は新型感染症拡大防止の観点から詳細の日程が主催者側より発表されておりません。観戦も一部の関係者以外は入場禁止となっております。今回は九州産業大学グレートベアーズ女子の初戦を試合を見ることが出来なかったファンの皆様へ向け試合レポートをお伝えします。
・大学バスケットボールのファン
大会開催
昨年新型感染症拡大の影響で非開催であった年度初めの新チームお披露目大会の意味も持つ福岡県大学バスケットボール春季リーグ戦が福岡県某所にて開催。九州産業大学グレートベアーズ女子の初戦は昨年の九州大学バスケットボールリーグ戦で2位となり全国大会へ出場した強豪の福岡大学レディカイツ。九州産業大学グレートベアーズ女子は今期より1~3年生での構成となり年度を増すごとに選手層を厚くして望む。
試合結果
九州産業大学グレートベアーズ女子-59(10-19.14-15.17-17.18-28)79-福岡大学レディカイツ
今期より九州大学バスケットボール2部リーグへ昇格した九州産業大学グレートベアーズ女子が1部の福岡大学レディカイツへ挑戦したゲームとなったが終始福岡大学レディカイツペースで進み、力の差を見せつけられた。明確な課題を克服してチーム創部から最短での1部昇格を目指す。
試合開始
スターティングラインナップ
PG.田代(東海大学福岡シーガルス)、SG.白木(福岡八幡南)、SF.橋口(福岡福翔ジャンピングカンガルー)、PF.池田(福岡中村学園女子)、C.山田(佐賀北)
173cmのルーキー山田をスターターのセンターに抜擢しサイズアップ。インサイドへボールを集めたいがなかなか通らない。各メンバーがゴールへアタックするもブロックされるプレイが続く。そんななか、No.11の3年池田 和香奈が巧みなステップでゴールを決めていき、10vs19と福岡大学レディカイツペースで1Qを終える。
前半終了
2Qに九州産業大学グレートベアーズはNo.7のフォワード、2年池田 麗充(宮崎飯野)を投入して反撃。連続ジャンパーやオフェンスリバウンドからのゴール、そしてエンドライン際の360度回転してのシュートなどチームを救う活躍を見せる。だが、点差は縮まらず24vs34と二桁得点差で前半を終了。
後半開始
後半になり点差をつめたい九州産業大学グレートベアーズはリバウンドを中心に粘り強くボールを繋げる。点差は5点差まで追い上げるがオフェンスの最後がミスになりなかなか追いつけない。2年白木がこの試合唯一の3ptを決めこのQを同点で終え、41vs51でいよいよ最終Qへ突入。
試合終了
最終Qで福岡大学レディカイツが高い集中力を見せる。オフェンスではガードとフォワードで3角形を形成しパスをつなぎディフェンスを翻弄。綺麗に3ptを決めてくる。フィジカル面でも優位にたち、リバウンドも制圧。一気に得点は離れていき最終スコアは59vs79で春季リーグ戦の初戦は福岡大学レディカイツの勝利となった。
総評
最も重要な秋のリーグ戦ではカテゴリーで上位の福岡大学レディカイツと対戦できる貴重な大会を20点差の敗北という結果で終わったが、以下の通り、スタッツが全てを物語っている。
九州産業大学グレートベアーズ女子
リバウンド オフェンス-9 ディフェンス-29=合計38個
3pt 1/16-成功率6%
福岡大学レディカイツ
リバウンド オフェンス-17 ディフェンス-33=合計50個
3pt 12/35-成功率34%
リバウンドを取り、外角を決めるという基本的な事を改善する必要がある。
ただし、3人が二桁得点を記録し、昨年試合にほとんど出場していない選手たちが十分な働きを見せるなど収穫も多い。まだまだ未完成のチームとしてはプラス面での部分を高く評価したい新年度の初戦であった。