


こばやんです。
2021/5/8(土)に福岡県内某所にて令和3年度福岡県大学バスケットボール春季リーグ2戦目が終了しました。この大会は新型感染症拡大防止の観点から詳細の日程が主催者側より発表されておりません。観戦も全て入場禁止となっております。今回は男子のリーグ戦2戦目の試合レポートをお伝えします。
・福岡大学ワイルドカイツのファン
・大学バスケットボールのファン
大会2戦目
前回の九州国際大学ブラックアンガス戦に続き2戦目の相手は福岡大学ワイルドカイツ。この試合で勝ったほうが1位(負けは2位)通過となり、最終日に別パートの1位または2位と優勝をかけて争う。なお、前節の試合レポートはこちらから↓
試合結果
九州産業大学グレートベアーズ62(14-14.21-16.9-25.18-18)73福岡大学ワイルドカイツ
両チームともにセンターレスのメンバー構成であり走攻守の面で近い戦い方のタイプとなる。前半はリードで折り返すも3Qで逆転を許しそのままワイルドカイツが二桁得点差で勝利した。負けはしたがグレートベアーズがゴールへアタックするダイナミックなバスケットは今後相手チームの驚異になりえるだろう。
試合開始
スターティングラインナップ
九州産業大学グレートベアーズ
PG.齋藤(九州産業大学付属九州)、SG.千々岩(宮崎延岡学園)、SG.森山(大分日田)、PF.永冨(福岡祐誠)、PF.岩橋(九州産業大学付属九州)
福岡大学ワイルドカイツ
PG.島元(宮崎小林レッドフェニックス)、SG.今林(福岡宗像ジェロニモ)、SF.中島(福岡福翔ジャンピングカンガルー)、SF.青山(宮崎小林レッドフェニックス)、PF.秋山(福岡糸島)
諸事情によりチーム最長身の庄司を欠く本日のグレートベアーズ。先発PFに抜擢された2年永冨がまずはフリースローでチーム最初の得点をあげ試合開始。3年森山がボーナススローをもらうレイアップを決めると福岡大学ワイルドカイツは今期九州大学バスケットボール界のネクストBリーガー筆頭、エース今林が3ptを決め返す。それでもグレートベアーズは途中出場の2年荒巻(福岡筑紫中央)が3ptを沈め14vs14というロースコアで試合が始まる。
前半終了
2Qは試合を通して粘り強くリバウンドで貢献した岩橋がオフェンスリバウンドをもぎ取り流れを作る。ガードとフォワードの連携プレイも見せ残り5:54には25vs19とリードを広げる。その後ワイルドカイツ青山の3ptや速攻のレイアップで差を詰められ3点差となるが3年井上(九州産業大学付属九州)からロングパスを受けた永冨が終了と同時のゴールを決め35vs30と5点差をつけ九州産業大学グレートベアーズがリードして前半を終える。
後半開始
後半でもリードを保ちたいグレートベアーズだが、残り7:06にワイルドカイツ3年中島にボーナススローを与えるゴールを決められ逆転を許す。結果としてこのプレイを境にグレートベアーズがその後リードすることはなかった。なんとかついていきたいグレートベアーズはエース千々岩がレイアップを決めるがリードは広がり44vs55で最終Qへ。
試合終了
最終Qは永冨からVカットしてきた齋藤へ矢のようなパスが決まり幸先よくスタート。その後もペイントエリアを中心に加点して追い上げる。だが、リバウンドの中心であった岩橋が8:02の時点でファールアウト。ここから苦しい展開が続き、ワイルドカイツは青山がステップバック3ptを決め得点差を2桁へ引き戻す。その差は縮まらないまま62vs73で九州産業大学グレートベアーズは敗戦となった。
総評
前半はリバウンド面で互角以上の粘りを見せるが、終わってみれば27個に対して福岡大学ワイルドカイツは48個と大差がついている。更にフリースローが10成功/26試投(33%)と壊滅的。3ptも成功は2本のみ。現代のバスケットボールにおいて3pt成功の少なさは相手にディフェンスの優位性を与えてしまう。
上記のように明確な課題はあるが前節のような集中力を欠くプレイは見られず良点も多い。積極的にゴールへアタックするプレイは対角線上にフリーな選手を作り出し、しかもそこへアシストを送る視野も広がってきた。ハードなディフェンスは多くのターンオーバー相手から奪っている。ジェンダフリーの世の中でこんな事を言うべきではないかもしれないが今の九州産業大学グレートベアーズ男子は「男臭さ」全開である。
緊急事態宣言が発令され暫く九州産業大学グレートベアーズの試合はなかなか見ることが出来ない可能性があるが、できる限り当サイトでその活動は引き続きお知らせしていく予定である。