


こばやんです。
本日12/5(日)に福岡県照葉(てりは)積水ハウスアリーナにてライジングゼファーフクオカがホームに福島ファイヤーボンズを迎えホーム戦が行われました。その試合後の記者会見の様子をざっくりご報告いたします。なお試合は68vs82で福島が勝利。その試合の公式リポートはこちらから。
・福島ファイヤーボンズのブースター
・九州共立大学ポセイドンズのファン
この記事の目次
森山 知弘HC(福岡県北九州市自由ヶ丘高校出身)@福島ファイヤーボンズ
Q:福岡はハードなディフェンスを信条としているチームですが、結果としてファールがかさむこともあります。それを見据えて福島のオフェンスはゴールへアタックしファールをもらい、効果的にフリースローを決めていた印象があるのですがHCからそのように攻めるように指示をされたのでしょうか?
A:当然そうです。福岡が前線から当たってくるディフェンスをしてくることはスカウティングでわかっていました。相手からターンオーバー(ボールを失う)を誘うディフェンスは福岡のスタイルですが、我々は福岡のファールから得たフリースローを合計30本試投し、24本決めていますからそこはうまくコントロールできたと思います。縦にアタックすることによってサイドにいる選手がワイドオープンとなりますし、そこで菅野や鈴木の3ptが決まれば自分たちの流れになります。たとえその場面でシュートが決まらなくてもその状況を作り出せたことはチームのオフェンスが成功しているということですね。
ジョゼップ・クラロス・カナルス(通称ペップ)HC@ライジングゼファーフクオカ
ペップHC:福島はとても良いチームで、勝つべくして勝ったという試合でした。我々は自分たちがやらなければならないプレイができず、もっとディフェンスに集中しなければなりません。ディフェンスは1人でも孤立してしまうと機能しません。更にチームの連携が必要です。
Q:2Qの終盤にペップHCがベンチテクニカルファールをコールされていましたが、どのような状況だったのでしょうか?
ペップHC:ラインバイオレーションとタイムバイオレーション(3秒制限区域)についてレフリーに過度なアピールをしたということでテクニカルファールを吹かれてしまいました。私はレフリーに嫌われているのかな?(笑)
Q:そんなことはないですよ。ペップHCの試合に対する情熱は会場全員に伝わっています。
ペップHC:テクニカルファールをコールされたことは決して良いことではありません。ですが、そのもう一つの側面を見ていただけたとしたらありがたいです。いずれにせよもっと自分たちのすべきことにフォーカスし、次節の西宮戦(12/9(水))に勝つことを考えます。
村上 慎也(九州共立大学ポセイドンズ出身)@福島ファイヤーボンズ
村上:福岡のディフェンスのプレッシャーに押され前半はオフェンスでのターンオーバーを繰り返しペースが掴めませんでした。後半にゾーンディフェンスで相手の攻撃を封じることがうまく行ったのが勝因です。
Q:2Qの最後のプレイで村上選手がレイアップをブザーとほぼ同時に決めたシーンが印象的でした。直前のタイムアウトでHCからどのような指示があったのでしょうか?
村上:まず必ずシュートで終わることです。ギリギリまで私がボールを高い位置でキープして、残り5秒でスクリーンプレイを仕掛けました。ですが、そのスクリーンに来てくれたネパウエ選手がその後バランスを崩して転倒してしまったんですよ。その時に敵味方もみんなそっちに気を取られてしまったようで、一瞬だけゴールへの道が空いたんですね。そこをドライブしてレイアップを決めることができました。いずれにせよスクリーンプレイからドライブ、パス、シュートなどすべての選択肢を持っていました。
インタビュー総括
ライジングゼファーフクオカは残念ながら福島に2連敗となってしまいましたが、見どころはたくさんありました。九州産業大学OBの加納、船山も元気にプレイする姿を見せてくれました。
福島ファイヤーボンズは福岡にゆかりのある選手、スタッフが多く在籍しています。森山HCは北九州自由ヶ丘高校出身、佐野ACは我らが九州産業大学グレートベアーズOB、村上選手は福岡姪浜中学、九州共立大学ポセイドンズ出身、神原選手は中村学園三陽高校ワイルドボアーズ出身と多数の方々が福岡との「縁」を持っています。東と西で所在地は違えど親近感が湧きますね。
福岡は次節西宮、福島は群馬との対戦です。平日水曜日開催ですが、新型感染症対策をして両チームの健闘を期待しましょう。